役員付運転手Life

役員運転手の仕事がハードになる時 役員運転手の繁忙期

一般的に役員運転手の仕事は比較的、余裕を持って行える業務が多いです。しかし、時とタイミングによっては必ずしもそうとは言えない時も出てきます。今回はそんなハードでタイトな運行を強いられる時の一面を少々、紹介致します。

 役員様の交代どき

役員様も組織の一員です。どんなにお偉い役員様でもある時期が来れば人事異動で総入れ替えという事態となります。そして、役員運転手にとってはこの時期が最もハードワークとなるのです。

 

それは、新旧役員さんをお乗せしての引き継ぎです。そして、その引き継ぎ数が半端ではありません。多い時は一日に50社から60社。午前中に20社ほど運行し、お昼休みを挟んで午後から20から30社。

 

勿論、数を回り時はアポイントは入れていません。こちら側は名刺を置いてくるだけで早々にお客様の所を退出します。これだけ数を回るとなると運転手側も事前の道順のチェックが重要になります。どんなに道を選ぶか?この時間帯はあの信号のつながりはどうだったか?交通渋滞は発生していないかどうか、などを頭に入れて運行します。

 

でも、まだアポイントなしでぶっつけ本番的に回る時はまだマシです。時間に押し迫られる事はないのでわりかし自由に運行できます。ところがアポイントばかりの所へ行く時はかなり神経を使うのです。

 

3日間勝負

引き継ぎを行うお客様の中には先方の社長さんと会わなければならない所も結構あります。そういった所は秘書課がアポイントを入れていくのですが、引き継ぎ期間というのは大抵3日間です。それよりも長くなることはほぼありません。短くなることはあります。そんな時は引き継ぎ先も精査して選び出します。

 

そんな状況下でアポイント先を回る時はより一層の下調べが必要になります。その日の時間の掌握権の半分以上は運転手側も握っているようなものです。いえ、握らされているといったらいいでしょうか。全然、嬉しくない権限です。

 

とにかくお約束の時間迄に車を到着させる事に必死です。それだけです。いかなる妨害や邪魔も許すわけにはいきません。目が血走る3日間なのです。

 

30分刻みのアポイント

そしてきっちり刻まれた30分単位のアポイント。本当に息つく暇がありません。大抵の場合、先方様も新旧の役員が来訪したらおいそれと簡単に話すわけにはいきません。応接室の通されて高いお茶かコーヒーが出て歓談が始まる。こっちは車で待ちながら車内でイライラモードです。30分単位って事は移動時間が約10分。これは近隣と想定しての移動時間です。となると歓談時間は20分。

 

まず、20分では終わりません。先方もこちらもトップ同士。おいそれと簡単に帰すわけにはいきません。と、いう事で早くても10分オーバー。長ければもっと。こちらは時計を見ながら次の場所への到着時間をシミュレーション。極力、無駄のない行き方をトコトンまで頭を絞って考えます。

 

それを20社分以上繰り返します。その日が終わると頭がクラクラ。もう何もする気力が残っていません。これを3日間続けます。ミスは許されないだけに試練の3日間です。

 

夜の宴席

役員様の引き継ぎ時は当然ながら夜の宴席も発生します。
(さすがに翌日も引き継ぎがあるのでそんなに遅くまではかかりませんが。)

 

大抵は先任者の役員様宅からお送りします。新任の役員様と初めて車内空間が一緒になりますのでこの時に簡単な自己紹介とご挨拶をしておきます。勿論、余計な事は一切話しません。何事も最初が肝心です。最初の取っ掛かりでミスってしまうとずっとその記憶を定着されてしまいますので。夜のお送りの時は後席で眠っていただくのが私たちにとては一番、助かります。

 

さいごに

引き継ぎ期間の3日間は本当に心ここにあらずです。緊張感がずっと抜けません。役員様を会社に無事に送り届けてやっとその日の呪縛から解放されます。一般的に役員運転手は一部のオーナー様の担当以外はそんなにハードなスケジュールにはなりません。特に金融系の役員車はスマートな時間割振りがなされています。

 

なので、知らず知らずのうちに役員運転手もそのスケジュールに慣れてしまい体が楽な方向へと馴染んでいきます。だから、2〜3年に一度の引き継ぎ時のハードワークさが骨身に沁みてくるのでしょう。

 

では、もう一度、引き継ぎ時のハードさを確認しておきますと、

  • 道は間違えられない。
  • 時間は厳守。
  • 勿論、安全運行。

 

になります。

 

この3つの括りから解放されるまではプレッシャーとストレスの中で業務が続きます。

 

まあ、しかし、初日を何とか乗り切れたら後は大体、うまく運びますけれどもね。しかし、油断は禁物です。何が起こるか分からないのが世の中ですから。

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